2024年12月5日〜22日
(月・火・水休み)
ステートメント
昔から自分の身近な風景、特に現代都市を象徴するようなものをモチーフとしています。まさしく僕
らが子どもの頃からそこにあったものが作品の原風景となっています。
植物や動物をモチーフとした作品を制作するのは、多くの居た堪れない現実やニュースを目の前にし、
現代人間社会の脆弱さを否応なく突きつけられることにより、やりきれないもどかしさを抱えている
からかもしれません。
近年では、トイレのタイルや建物の要素を限りなくそぎ落とし、連続的なモチーフを生かしてオール
オーバーな画面構成にすることで、具象にも抽象にもなりうる表現を試みています。また何百単位に
折って燃やした線香の跡で描いた建物は、大量生産・連続性・消費(焼却)という行為自体も作品の
要素としました。
過去から現在までの人の痕跡を物質の中に見出し、そこから未来を見つめ、絵が持つprimitiveな力
を信じてrebel paintingを以って立ち向かいたい。
h.k.c.b.