環境意識
今日、NHKの番組で、これからの地球環境についての番組をちらっと見た。
これから100年の地球環境の変化を、大型コンピューターを使ってシュミレ
ーションするという内容だったが、とても恐ろしい内容だった。
昨年米国を襲ったカトリーナ級の台風が、地球各地で当たり前のように頻発
するだろうとのこと。また、冬はなくなり、一年中、高温の気候に激変する
らしい。
このシュミレーションは、京都議定書のレベルの二酸化炭素排出量を、世界
の全ての国々が守った、という仮定でのシュミレーションとのこと。
ほんと、我々人類に明日はあるのかと、末恐ろしくなってしまった。
僕も、今まで、車や、飛行機を使った移動、夏冬の冷暖房等、大量の二酸化
炭素を排出することに加担してきた人間である。
寒い冬、暖房をすることは、なにも環境が侵される以前より人間はしてきた
ただ、現在の人間、特に先進国の化石燃料の使用のしかたは、自分が必要と
する以上の傲慢な使い方ではないだろうか?
自分が、生活の中で、どれだけ環境にダメージを与えているかという事につ
いて、地球上全ての人間が、日常レベルで問題意識を持たなくてはならなの
だろう。
自分の乗っている車は、環境に配慮したものか?必要以上に大きな車を使用
していないか?その移動は、本当に車や、飛行機を使わなければ出来ないか
?雑巾でできる事を、ティッシュで済ましていないか?その家屋の建て替え
は本当に必要な建て替えか?
ペットボトルの再利用が普及しているが、ペットボトルの存在自体、またそ
の使い方自体が、非常に環境にダメージを与えているのでは?
僕が子供の頃は、ガラスの瓶に入ったジュースを飲み、飲み終わったら、瓶
を、駄菓子屋のおばちゃんに返すと、少しお金がもらえて小遣い稼ぎをした
ものだった。
いま、自分のできる事は、ペットボトルは、外出先で、どうしても水分がほ
しい時だけにしている。また、自宅では、いままで使ったペットボトルを、
リサイクルにまわすのではなく、非常時用の水のタンクにしたり、水を入れ
て、冷蔵庫で冷やし、のどが乾いた時に、ジュースがわりに飲んでいる。
また、足や、自転車でいける距離は、自分の健康の為にも、車の使用を控え
ている。
今年、我が家の石油ファンヒーターが壊れ、新しい物の買い換えを考えた。
新しいものを買った方が、修理するよりうんと安いからである。しかし、そ
うすると、故障したファンヒーターはどうするのか?
自分の経済を優先させるのか、ものを大切に使うため、環境に負担をかけな
い為にも修理して使うべきか?
最新のテクノロジーによる、効率のよい電気器機を導入すくことも大切だが
修理して使える物は、環境経済を優先させるべきだろう。
冒頭に述べたが、現在、地球環境は瀕死の状態である。
超大型台風の頻発、大洪水、異常な積雪、高温。まるで、地球自体が、言っ
てみれば、ひどいインフルエンザである。
今からでも間に合うならば、いや、間に合わなくても、それぞれの人間が、
問題意識をもって、日常生活をおくるべきだと考える。
2006年2月19日 加藤 慶記