労働

自分の労働は、ビルの守衛と、ギャラリー運営と、絵画制作なのだが、労働というものについて考えてみる。
人間としての営みは、体の中の、内臓や、脳や、心臓などの秩序ある営みがなくては成り立たない。また、
身体を作る、食品。これは、命を犠牲にして、食品になってくれる動植物の営みがなければ成り立たない。
その動植物は、日光とか、水とか、微生物の営みがなければ生きられない。このように、労働の連鎖は、
宇宙、太陽、月、地球、細菌、微生物、小動植物、動植物、人間と繋がる。人間の営みに目的があるとしたら、
それは、微細なものから、食物連鎖の頂点の人間に至るまでの、全ての営みとの共同作業から成されるの
だろう。そして、人間の労働も、何かのためになっているに違いないと思うのです。もしかしたら、現在
人類を震撼させているコロナウィルスの蔓延も、何かの目的が有っての営みなのかも。冷めた捉え方をすると、
増えすぎた地球上の人間を淘汰するという労働目的なのか?また、シロアリも木造民家を壊す害虫とみられて
いるが、森の中では、生命力のなくなった樹木を食べて、土に還すという大切な営み、役割をしている。
人間が生きる目的、労働とはなんだろうと、ふと考えてしまう。


2022年4月17日


加藤 K記