芸術の需要

 

自分は、美術家でもあり、日々作品を生産しているのだが、すぐに需要が発生する労働とは言い難い。
ゴッホを例に取るのはおこがましいが、彼も生前需要のある仕事ではなかった。しかし、現在では、
ゴッホで食べてる、労働している人は世界中にいる。市場経済の中、美術家とは、難しい仕事である。
しかし、人は口から栄養を摂る様に、目や耳から、文化や芸術という栄養を摂る。ドイツのメルケル
首相ではないが、芸術とは、人の生命活動に必要不可欠なものなのに、、美術家として食べて行くには、
ここ日本は、あまりに過酷な環境である。


 

2021年7月28日


加藤 K記