「ソウル」
我々個人を指にたとえて考える。親指、人差し指、中指、薬指、小指など、それぞれ個性がある。
が、根元は手のひらでつながっている。ユングの言った集合無意識とは、こう言った個人個人が、
根本
では
繋がった手のひらでのようなものを共有していることを言ったのかもしれない。小指に
、
針が刺
されば、その痛みは、他の指も痛みとして共有する。我々が枝分かれしてきたご先祖様
のルーツを
探る
事は指先から
心臓までたどり着くようなものなのかもしれない。我々の、ソウル、
大いなる心と
は、指にとっての心臓のようにたとえられるのではと思ったりする。また、高いレベ
ルの芸術作品を鑑賞した時や、オリンピックの
アスリート
の演技などで、国籍や、言語、
宗教
など関係なく人々が感動するのは、その芸術性、演技などのレベルが、人間それぞれが共有す
る普遍的
なソウルの域まで達しているからなのだろう。自分も、一芸術家として、ソウルの部分、
まで到達できるような芸術作品を制作できるよう日々努力
したいと思っている。
2018年 5月 加藤 K記