考えると感じる

 

芸術家や画家と、評論家や思想家や哲学者は、近くて遠い存在だと思っている。芸術家は
「知識」よりも「直感」「感性」が大切で、「感じる要素」が大切な仕事。評論家や思想
家は、「教養」や「知識」が大切で「考える」要素が大切な仕事。最近、僕が、よく思う
ことは、この、「感じる」と「考える」の水と油のような要素のこと。横尾忠則さんは、
「本」は、たくさん持っているが、基本的に「読まない」とのこと。本の「オーラ」や
「インクの匂い」「物質感」が好きとのこと。僕は思う、いくら弁が立っても、創る作品
が何も感じないものだったら、それはつまんない芸術家だと。また、「話」ができなくて
も、何か「グッとくる」作品を創る芸術家は、優れた「芸術家」だと。文筆家の人生の先
輩は、ある聖者より「ハートで書きなさい」とアドバイスされたとか。「文章」も、やは
り、「グッとくる」文章は、「考える」と「感じる」を兼ね備えた文章かと、、。いい文
章とは、「ハートで感じながら」書いた文章で人を感動させる文章かと、

加藤K記
2024年9月25日