守りに入ったとき、絵画の本質は逃げる。無意識に作業している時に、本質は
近寄ってくる。本質的な部分を外さなければ、「アート」「美術」「芸術」ど
う呼んでもいいのでは、と思っている。ある先輩作家に「考えるより、感じな
がら描く方が好きです」と言ったら「思考と直感をいきつ戻りつ、というのが
制作では大事なのでは」と言われた。全くその通りだと思う。
2023年12月10日
加藤 K記