K.ArtMarket10年目を迎えて
K.ArtMarkertは、10年前の1995年6月4日に名古屋市南区に設立されました。
この10年間、現代美術作家、インディーズアートのアーティストの方々、マス
コミ関係、教育関係、一般の方々、他多くの皆様に御支援、また、ご批評を頂き
ながら成長してまいりました。
この10年間を振り返りながら、初心に戻り、今後の展望を考えてみました。
K.ArtMarketは、始め、普段、アート、オリジナル作品と触れあう事のない一般
の方々と、中部圏を中心とした、プロ、アマチュアのアーティストの方々の創る
アート作品との出会いの場としてスタートしました。またそれらを通した、人と
人とのとコミュニケーションをテーマに活動を展開してまいりました。
当初、K.ArtMarketは、このようなコンセプトを元にART SHOPという形でスター
トしました。その後、ギャラリースペースが出来、SHOPスペースだけでは、表現
出来ない形のアートエキシビションを、様々なジャンルのアーティストの皆様に、
表現の場としてご利用頂いてきました。
また、マンモスフリーマーケットでの「PAINTING LIVE」というイヴェント運
営の活動も同時にスタートさせ、一般の皆様に、LIVE PAINTINGといった形での
アートと触れあうという活動も展開してまいりました。
この10年余に、一般のギャラリースタイルだけではなく、様々のスタイルのアー
トシーンがここ中部圏では展開されています。
インディーズアートブーム、様々なアーティスト自主運営のアーティスト・ラン
スペースの活動、アートフリーマーケット、コミュニティーをテーマとしたアート
などなど。
ここで、K.ArtMarketの位置、社会的役割について、再度自己確認する必要性を強
く感じました。
K.ArtMarketでは、今後、作家でもある、私加藤Kが、可能性を感じさせる、またハ
ートを感じさせる表現の質を持っていると判断したアーティスト志望の方々や、アー
ティストの方々の表現・作品を取り扱っていきたいと考えております。
そのようなアーティストの表現の場を、より経済的負担が少なく提供していきたいと
考えています。
また「作品を売る」という事にも、重点に置いて活動していきたいと考えています
ギャラリースペースにて、作品発表されるアーティストの皆様や、作品依託され
る皆様と、「作品を売る」ということによるある程度の経済的利益を、マーケット
側と分かち合えればと考えています。
作品を購入される一般の皆様には、生活にアートの精神的潤いのある生活スタイル
を提案していければと考えています。
思考させるのみのアート作品を決して否定するわけではありませんが、私は、このよ
うなアートのあり方があってもいいのでは、というスタンスで、国際的視野も入れた
アートマーケティングを模索、提案してまいりたいと考えております。
2005年3月4日 K.ArtMarket 代表 加藤 慶記