絵＋詩＆物語の展示です。
今回はオモシロよりおセンチ多めの内容となっております。

副題の「桜の頃は過ぎたけど」の意味について。今年はコロナの影響で
美しい桜を堪能する機会がありませんでした。2020年4月の桜は永遠に失われ、
もう決して見ることはできません。しかし、私たちは生きてさえいれば、
またあの美しい桜を見上げて胸を震わすことができるのです。

同様に、過ぎ去った時は戻らず失敗だったからと言ってやり直す事は不可能です。
しかし顔を上げて前を見れば、待ち受けている様々な出会いや巡り合わせがあり、
そこには楽しみや喜びが、たとえささやかであったとしても、ほんのりと透けて見えていることでしょう。

生きてさえいれば。
いくらでも良いことは起こるのですから。

Hitomi Kanda

作家在廊日 土曜・日曜　14：00以降