タケウチヒデカズ展/2015 EXHIBITION OF HIDEKAZU TAKEUCHI
「バビューン!」。この意味のない擬音語は、芸術が湧き上がる瞬間の音に近いかもしれない。
マルセル・デュシャンやジャクソン・ポロックのような偉大なアーティスト達は 行き場の無くなったアートシーンに、アートにとって無意味なものを意味のあるものへと変換してきた。 その偉業を擬音で例えるなら「バビューン!」なのではないかと僕なりに仮説をたて、 戦後、なだれ込んできたアメリカ文化に翻弄され続ている日本の中で、 僕は、アメリカ文化を日本文化へ変異したような「バビューン!」的な物をずっと探してきました。 この個展は、僕が探してきた「バビューン!」的なものを、さらにアートへ変異させるトライアルのひとつです。