制作の岐路

ここ最近、自宅のゴミ?で出た大量の段ボールを使って作品制作して来たのだが、段ボールも尽きて、
さて何を創ろうかと思っている。今までのコラージュ作品をもう少し追求してみるのも良いが、同じ
ことをやり続けても能がない気もする。一旦、制作を止めて、自分の方向性を冷静に考える時期にし
てもいいとも思う。僕は、アートは、デュシャンのレディーメイドや、ウォーホルのポップアートで、
一つの終着点に至ったのだと思ってる。西洋美術の文脈から考えた視点だが。産業革命以降 文明は、
物を大量に複製して来た。その、複製物を組み合わせた立体作品を作ってみようかとも思ったりもす
るが。デュシャンから一歩踏み込んだ立体作品になるのか?また、アートとは、「人工」という意味
もあるが、例えば、文明の中でできた人工物で面白い物を撮影して、写真作品を作っても良いかもし
れない。はたまた、サウンドアートや映像アートをつくろうか?立体作品を作るにしろ、写真作品を
作るにしろ、サウンドアートや映像を作るにしろ、僕は制作の岐路に立っている気がする。例えば、
高速道路を見ても、それが入る美術館があれば、高速道路も、立派なアート作品になってしまう。
さてさて、なにを創ろうか?

 


 

2022年3月18日


加藤 K記