芸術という装置

絵画というものは、作家の精神と絵の具が混ざりあった精神物質だと思うのです。だから、優れた絵画=精神物質は、
画家がこの世の人でなくなった後でも、後世の人を感動させる。例えば、ダビンチのモナリザが自分の寝室にあったら、
普通じゃいられないのでは?それは、ダビンチの精神が、絵画という装置で生き続けているからなのかもしれない。
僕は、ジャニスジョップリンの歌声が好きなのだけれど、それはレコード技術の進化によって、今は亡きジャニスの
歌声が スピーカーから発せられ、時を超えて僕を熱くさせるのだろう。記録された表現は、時代を超えて、後世の人を
感動させる。このように、芸術は、文学でも、音楽でも、絵画でも、作家のソウルをこの世に残す装置なのだと思う。

2021年10月28日



加藤 K記